◆それにもかかわらず、この活動を継続して成功させている企業は、きわめて少ないのは残念です。 多数の指導実績から、失敗する要因をつぶし、成功するための活動を支援中です。
◆ とくに重要なのは、最初に実施する整理(取捨選択。いるものといらないものに分け、いらないもの を処分すること)です。成功のポイントは「不要品処分基準表」の作成と、思い切った不要品の処分、それに不要品の発生源対策です。
◆見える仕事(MS)とは、「仕事の内容を見えるようにして、管理・改善を容易にし、成果をあげる活動」のことです。
◆トヨタ自動車が始めた「目で見る管理」は、生産現場主体の活動です。それを管理・間接部門を含めた全部門に拡大・充実し、会社・工場をまるごと見えるようにします。
◆この活動は、つぎのような反対が付き物です。「見えてはこまる」、「見せる必要はない」、「外部に見せたくない」…。これらの抵抗を突き抜けたその先に、「目の前が開けた」、「成果がどんどん出てくる」という、好ましい状況が開けてきます。 ◆この活動は、「目標管理」の導入が前提です。その目標管理の「実施計画表」を、MSボードに表示することから活動をスタートしていきます。
◆この活動は、管理・監督者の能力を鍛え、向上させます。経営トップは、つねにMSボードに関心を払い、現場巡回時に、それを見て気になったことを質問することが大切です。
◆現場改善とは、「生産現場のS(安全)Q(品質)D(納期、リードタイム)P(生産性)C(原価)M(やる気・意欲)を向上させるために行う改善活動」のことです。
◆具体項目としては、レイアウト改善、流し生産化(多工程もち)、段取改善、配膳・運搬改善、動作改善、治具・ポカヨケ改善、設備保全、多能工化、ゼロ災運動、標準作業化などです。
◆現場改善のポイントは、まず「安全第一」です。そしてつぎは、徹底したムダの排除です。最後に標準作業化をして、歯止めをかけると同時に、つぎの改善の足がかりにします。
◆現場改善の手法として適しているのは、IEです。各種分析(工程、作業、動作、時間、稼動、ラインバランス、運搬、配置)などを修得、活用しながら、成果を出していきます。
◆現場を歩いていると、いくらでもムダが見つかります。「これではもうからないはずだ」、「もっともうかるのに、もうけそこねている」とつねに感じます。
◆また安易にコンピュータ・ソフトを導入し、それに振り回されることも避けるべきです。最適な生産管 理業務の流れをつくり、標準化したあとで、それを電算化するという手順が重要です。
◆ つぎつぎに根本対策(再発防止対策)を体験した後、それを小集団の自主的活動(QCサークル)に展開していきます。これにより、個人、職場、会社の能力を向上させていきます。
◆この連鎖を徹底して図るためには、「チェックリスト」に従って、目標設定時の上下の面談を、しっかりやることと、経営者と部門長、部門長と部下の「目標連鎖一覧表」を作成することが重要です。
◆また、企業の目標は最終的には、売上拡大、原価低減による利益の増大になりますので、損益計算書 と貸借対照表との結びつきが肝要です。このため、経営分析の理解、活用が欠かせません。
◆単年度はともかく、中期(3〜5年)の経営計画など、中小企業には、必要ないと思っている経営者がいらっしゃいます。
◆経営計画が中小企業に普及しない原因は、受注・売上が大きく変動し、予想が立てにくいということと、作成に手間がかかることだと思います。
◆作成に手間がかからないように、最低限必要な内容にしぼって、計画書を標準化しました。フォーマットにしたがって内容をはめこんでいけば、できあがりです。
◆「遠い将来まで見通して計画を立てるものは富むが、眼前のことしか考えないものは貧乏する」(二宮金次郎)という言葉のとおりです。 事業の発展・向上を願うなら、「まず計画ありき」で臨みたいものです。